良観は着物が好き

そもそも僕、良観は、
着物男子なんです。

精神に病み、
十数年務めた仕事を辞め、
人生に悩む中、
僕らしさを求める自分がいました。

泥まみれ、汗まみれになり、
一般的には好まれないような
仕事に転職しました。

普段汚れて汚くなる自分に、
どこか美化したい、
どこかかっこいい自分でいたい、
ということから、
着物の魅力に
のめり込んでいきました。

仕事では学歴も何も関係ない
実力だけの現場仕事。
実力もない自分は、
ひたすら無我夢中で働きます。
いわゆる3Kというやつです。

誤解を生まないために書きますが、
僕が選んだその仕事を
否定しているわけではありません。
社会を回すためには、
必要な仕事ですし、
大切な仕事です。

この社会が成立する
大切な一つの仕事でしが、
現実を見れば、
いくら頑張っても
給料は上がらない。

内心、
『僕は、
 ここまでの人生なのかな?
 このままでいいのかな?』
『いや、
 このまま終わりたくない。
 もっと挑戦したい。
 もっと自分らしく、
 自分にしかできないことが、
 きっとあるはず。
 もっと輝きたい!』

そう思うようになり、
今まで、周囲の目を気にして
できなかったことや、
やってみたかったことに、
自由に生きてみよう、
自分らしく生きていこうと
思うようになりました。

それで、はまったのが、
着物だったんですね。
週末着物男子生活が
始まったのでした。

やはり、日本人ですから、
和の心、和の文化を
大切にしたいと
心の奥底にあったのですね。

知識もないですから、
ネットで調べ、
ネットで購入。
サイズが合わず、
リサイクルショップに
持って行ったり。

恥ずかしさもありましたが、
呉服屋さんに行って聞いたり。
遂には、
呉服屋さんに
着物姿を見てもらったり。

そんなこんなで、
着物男子歴4年は
過ぎたと思います。

今では、着物に着替えるのに
10分はかからないと思います。

着物男子越州良観として、
着物を着る男子が増えることも、
実は、粛々と
心から願っている一人です。

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